市制50年、投票率も得票率も低下の一途

取手市は昨年10月1日、市制50年を迎えました。北相馬郡取手町から取手市に移行した日、記念の紅白まんじゅうが学校で配られたことを覚えています。50年なんてあっという間ですね(汗)。

祝うばかりでなく、50年という歳月の中で取手市がどう変わったかという歴史的視点も大事だと思うのです。しかし、市制50年を記念して作成したという「市勢要覧」を眺めてみても、移り変わりが分かるデータは人口と世帯数ばかりでした。

というわけで、総選挙たけなわの中、ちょっとマニアックなのですが、市制施行後50年間に行われた市長選、市議選の投票率の推移を調べたくなりました。取手市役所のホームページにある「過去の選挙結果」ページを一応確認しましたが、2019年の市長選と、2016年と2020年の各市議選しか掲載されていませんでした。

このため、各市長選での有権者数・投票率・各候補得票数、各市議選での有権者数・投票率のデータについて、市役所ホームページの問い合わせフォームから提供を依頼し、市総務課からメール添付で下記データを送っていただきました。総選挙でお忙しいところ、ありがとうございます。

頂いた数字データを基に、「市長選の有権者数と投票率」「市長当選者の得票数と絶対得票率」「市議選の有権者数と投票率」の各グラフを作成してみました。絶対得票率は得票数を有権者数で割ったものです。日付は投票日です。

予想はしていたのですが、投票率はほぼほぼ右肩下がりです。2007年から有権者数が大きく増えているのは、藤代町が2005年3月、取手市に編入されたことによるものです。

藤井市長の絶対得票率も低下の一途です。前回2019年の市長選では絶対得票率が20.6%で、取手市内の有権者5人に1人の信任しか受けていないということになります。

市議選の投票率も市長選よりやや高めとはいえ、低下に歯止めがかからないのは市長選と同じようです。

結論的に述べることはありませんが、取手市政50年を考えるための一資料として掲載しました。

2021年10月31日 17:56note公開

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